2026年の大河ドラマ『豊臣兄弟!』にあわせて、奈良・滋賀・愛知の3カ所に「大河ドラマ館」がオープンします。
それぞれの会場ではドラマで使用された衣装、小道具の展示や、出演者の特別映像、撮影の裏側紹介などが楽しめるファン必見のスポット。放送とあわせて楽しめる注目イベントです。
この記事では、大河ドラマ館の基本情報をまとめて比較し、それぞれの魅力をご紹介します。
アクセスや周辺観光については別記事で詳しくまとめていますので、旅の計画の参考にしてくださいね。
「豊臣兄弟!」大河ドラマ館の基本情報

2026年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』は、豊臣秀吉と弟・秀長を軸に描かれる物語。ゆかりの深い名古屋・滋賀・奈良での開催は、まさに歴史の舞台を巡る旅そのものです。
愛知・名古屋中村 大河ドラマ館(豊臣ミュージアム)
- 会場:名古屋市中村区 中村公園内
- 会期:2026年1月24日~2027年1月11日
- 開館時間:9:00~17:00(最終入場16:30)
- 入館料:大人640円・小中学生320円 ※前売り入館券の料金
- 休館日:原則無休
前売り券の発売は2025年9月18日9:30~2026年1月23日、コンビニエンスストア(セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ)で販売されます。
※当日券の料金はまだ発表がありません。
滋賀・北近江長浜 大河ドラマ館
- 会場:長浜別院 大通寺 総会所
- 会期:2026年2月1日~12月20日
- 開館時間:9:00~17:00(最終入場16:30)
- 入館料:大人600円、小中学生300円
秀吉公が名付けた「長浜市」で、北近江豊臣博覧会が開催されます。
大河ドラマ館のほか、「道の駅浅井三姉妹の郷」に隣接する「義と絆館」、大通寺の拝観料がセットになった前売り券(1,000円)が、2026年1月30日まで販売中です。
奈良・大和郡山 大河ドラマ館
- 会場:DMG MORI やまと郡山城ホール
- 会期:2026年3月2日~2027年1月22日
- 入館料:未定
- 開館時間:10:00~17:00(最終入場16:30)
- 休館日:年末年始(12/28~1/4)、点検日あり
この場所に大河ドラマ館?豊臣兄弟と各地のゆかり

「名古屋」「滋賀・長浜」「奈良・大和郡山」の3カ所に設置される大河ドラマ館。
どの場所も、豊臣秀吉・秀長兄弟と深い関わりがある土地です。それぞれのエピソードをご紹介します。
名古屋・中村:豊臣兄弟の誕生の地
名古屋の中村区といえば、豊臣秀吉と弟の秀長が生まれた、まさに「おらが町」ですね。
中村公園を歩けば、秀吉を祀った「豊国神社」がどっしりと構えています。
その周りには、小さな頃の秀吉が通ったという妙行寺や、あの加藤清正が生まれた常泉寺など、歴史好きにはたまらないスポットがあちこちに。
つまり名古屋は、豊臣兄弟の物語が始まった特別な場所。ここに大河ドラマ館ができるのは、「そりゃそうでしょう」という感じですよね。
滋賀・長浜:若き日の秀吉が城主となった地
琵琶湖のほとりにある長浜は、秀吉にとって人生の大きな転機となった場所です。
ここで初めてお城を持ち、城下町づくりに腕を振るった秀吉。もとは「今浜」という名前だったのを「長浜」に変えたのも、実は秀吉なんです。
琵琶湖を眺めながら、「よし、これから天下を目指すぞ!」と意気込んでいた姿が目に浮かびますね。
兄弟で力を合わせて歩み始めた豊臣家の出発点が、この長浜。大河ドラマ館では、そんな熱い時代を肌で感じることができそうです。
奈良・大和郡山:秀長が治めた城下町
奈良の大和郡山は、秀吉の弟・秀長が築いた「郡山城」で知られる町。
秀長は兄を陰で支えた優秀な弟として有名で、城下町の整備にも心血を注ぎました。
今でも郡山城の跡や昔ながらの街並みが残っていて、地元の人たちは親しみを込めて「秀長さん」と呼んでいるんですよ。
大和郡山に大河ドラマ館ができることで、これまであまり知られていなかった秀長の人柄や功績が、もっと多くの方に伝わるのではないでしょうか。
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それぞれの大河ドラマ館の楽しみ方

名古屋では兄弟の誕生の地を、長浜では出世の原点を、大和郡山では治めた城下町を。
それぞれの大河ドラマ館を訪れると、展示だけではなく「ゆかりの街歩き」まで一緒に楽しめるのが大きな魅力です。
会場 | 特徴 | 向いている人 | 周辺観光 |
---|---|---|---|
愛知・名古屋 | 秀吉誕生の地。 都市観光+アクセス抜群 | 日帰り旅行 | 名古屋城、熱田神宮、中村公園 |
滋賀・長浜 | 秀吉の出発点。 街歩きと観光が充実 | 家族旅行 観光重視 | 黒壁スクエア、琵琶湖、長浜城 |
奈良・大和郡山 | 秀長の本拠地。 歴史を深く学べる | 歴史ファン シニア世代 | 郡山城跡、法隆寺、奈良公園 |
愛知・名古屋中村 大河ドラマ館
名古屋の大河ドラマ館は、中村公園の中。名古屋土産が並ぶミュージアムショップと、「戦国めし×なごやめし」の展示ブースも併設されます(大河ドラマ館以外は無料)。
館内ではドラマの衣装やセットの展示を楽しめるだけでなく、徒歩圏内には豊臣兄弟や加藤清正ゆかりの史跡が数多く点在しています。
豊国神社
秀吉公を祀る神社。境内には記念碑や資料も多く、兄弟誕生の地を実感できます。
妙行寺
幼少期の秀吉が通ったと伝わる寺。地元では「日吉丸ゆかりの地」として親しまれています。
常泉寺
加藤清正の誕生地。境内には産湯に使った井戸や清正像もあります。
秀吉清正記念館
秀吉と清正の歩みをわかりやすく学べる施設。展示も充実しています。
展示と史跡めぐりを組み合わせれば、半日でじっくり楽しめる観光コースになります。
名古屋城や熱田神宮など人気観光地へのアクセスも良く、大河ドラマ館を組み合わせて名古屋観光も楽しめます。
鉄道・新幹線の利便性も高いので、「日帰り観光」や「アクセス重視で気軽に行きたい人」におすすめ。
滋賀・北近江長浜 大河ドラマ館
若き秀吉が初めて城主となった長浜は、豊臣家の出発点ともいえる地。黒壁スクエアの街歩きや琵琶湖の景観、長浜城歴史博物館など見どころもたくさん。
長浜城歴史博物館
秀吉が築いた長浜城跡に立つ博物館。天守からは琵琶湖が一望できます。
黒壁スクエア
レトロな建物が並ぶ人気観光地。食べ歩きやお土産探しに最適。
竹生島クルーズ
琵琶湖八景のひとつ竹生島へ渡る船が出ており、歴史と自然を味わえます。
展示だけでなく、城下町の風情を感じながら散策できるのが長浜ならではの魅力です。
また、浅井長政・浅井3姉妹の生まれ育った「小谷城下町エリア」、柴田勝家と戦った「賤ケ岳合戦エリア」など、歴史的エリアも点在しています。
館の見学とあわせて1日ゆったり過ごせるため、「家族旅行」や「観光とセットで楽しみたい人」におすすめ。
奈良・大和郡山 大河ドラマ館
大和郡山は豊臣秀長秀長が治めた城下町。大河ドラマ館とあわせて訪れると、秀長がどのように町を整備したかが実感できます。
兄・秀吉を支えた名参謀としての秀長の歩みを、より深く学べるのが魅力です。
郡山城跡
今も石垣や堀が残り、春には桜の名所としても知られます。
城下町散策
古い町並みや寺社が点在し、のんびり歩くだけでも歴史を感じられます。
金魚の町・郡山
郡山は「金魚の町」としても有名。金魚資料館や養魚場の見学も楽しめます。
歴史と町歩きを組み合わせることで、秀長が愛した城下町の空気に触れることができます。
城下町の落ち着いた雰囲気や、奈良公園・法隆寺などの観光地も近く、「歴史をじっくり学びたい人」や「シニア世代の歴史探訪」におすすめ。
「豊臣兄弟!」大河ドラマ館まとめ
2026年の大河ドラマ『豊臣兄弟!』の、奈良・滋賀・愛知の3カ所の大河ドラマ館についてお伝えしました。
3館それぞれに違った魅力があり、巡ることでより深くドラマと歴史の背景を感じられます。
ツアーや宿泊を組み合わせれば、効率よく無理なく回ることができるので、大河ドラマの舞台を訪ねる旅をぜひ計画してみてくださいね。
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