名古屋・中村公園にオープンする「豊臣兄弟!」大河ドラマ館。せっかく訪れるなら、秀吉と清正ゆかりの史跡や名古屋の名所もあわせて楽しみたいですよね。
「どれくらい時間がかかるの?」「効率よく回るにはどうすればいい?」と迷う方に向けて、この記事では1日で大河ドラマ館と名古屋観光を満喫できるおすすめモデルコースをご紹介します。
午前は大河ドラマ館と中村公園の史跡、ランチは名古屋名物、午後は名古屋城と熱田神宮へ。
シニア世代でも無理なく歩けるプランなので、歴史とグルメを楽しむ旅の参考にしてくださいね。
1日モデルコースの流れ

名古屋大河ドラマ館を中心に、秀吉・清正ゆかりの地をめぐるなら、こんな流れがおすすめです。
【9:30】名古屋大河ドラマ館(豊臣ミュージアム)
- 【アクセス】名古屋駅 → 地下鉄東山線「中村公園駅」下車、徒歩10分
- 午前は大河ドラマ館と中村公園の史跡(豊国神社・常泉寺・妙行寺・秀吉清正記念館)を散策。
【12:00】名古屋城&金シャチ横丁でランチ
- 【移動】「中村公園駅」から東山線で「栄駅」へ(約15分)
→ 名城線に乗り換えて「名古屋城駅」下車、徒歩5分 - 【ランチ】名古屋城横の「金シャチ横丁」で味噌煮込みうどんやひつまぶしを堪能。
【13:30】名古屋城観光
- 加藤清正が築いたと伝わる「清正石」、豪華な本丸御殿を見学。
- 【観覧時間】16:30ごろまで、入場受付は16:00まで。
【15:30】熱田神宮参拝
- 【移動】「市役所駅」から名城線で「伝馬町駅」または「神宮西駅」下車、徒歩5〜7分(所要20分)
- 秀吉が戦勝祈願に訪れたと伝わる古社。緑豊かな境内で散策も楽しめます。
【17:00】名古屋駅へ戻る
- 【移動】熱田神宮最寄り駅 → 名城線で「金山駅」乗換 → JRまたは名鉄で名古屋駅へ(約20分)
- 夕食やお土産を楽しみ、ホテルへ。
午前:大河ドラマ館と中村公園の史跡散策
1日のスタートは「豊臣兄弟!」大河ドラマ館(豊臣ミュージアム)。ドラマの世界観を楽しんだあとは、徒歩圏でめぐれる秀吉・清正ゆかりの史跡散策がおすすめです。
- 豊国神社(秀吉を祀る神社)
- 常泉寺(加藤清正の誕生地)
- 妙行寺(秀吉幼少期の逸話が残る寺)
- 秀吉清正記念館(2人の生涯を学べる資料館)
【豊臣兄弟!】名古屋中村大河ドラマ館の見どころと秀吉・清正ゆかりの史跡めぐり
昼食:名古屋城そば「金シャチ横丁」で名古屋名物ランチ

午前の史跡散策を終えたら、地下鉄で名古屋城へ移動。ランチは名古屋城のすぐ横にあるグルメスポット 「金シャチ横丁」 がおすすめです。
ここでは、名古屋の定番グルメが一度に楽しめます。
「山本屋総本家」の味噌煮込みうどん:コシの強い麺と濃厚なコクが特徴。米や麦を使わずに大豆で作った味噌なので、見た目より辛くはないですよ。
「備長(びんちょう)」のひつまぶし:炭火で焼いたうなぎは外側はカリッと、中はふっくら。そのまま・薬味・出汁茶漬けと三度楽しめる名古屋名物。
「矢場とん」の味噌カツ:濃厚な赤味噌ダレがクセになる一品。さっくり揚げたてのとんかつに、さらっとした味噌だれはくどみがなく、あっという間に完食しちゃいますよ。
シニア世代には、胃にやさしい味噌煮込みうどんが特に人気です。
午後:名古屋城と熱田神宮で歴史と自然を楽しむ

名古屋城(13:30〜15:00)
徳川家康が築いた名古屋のシンボル。城内には、加藤清正が築いたと伝わる巨石 「清正石」 が残っており、戦国ロマンを感じさせます。
また、豪華絢爛に復元された本丸御殿は必見。金箔や色鮮やかな障壁画は圧倒的な美しさで、往時の権力の象徴を間近に感じられます。
開園時間:9:00~16:30
※本丸御殿・西の丸御蔵城宝館の入場は16:00まで
休園日:年末年始(12/29~1/1)
料金:大人500円、中学生以下無料
熱田神宮(15:30〜16:30)

名古屋城から地下鉄で約20分の場所にある、東海地方屈指の古社。三種の神器「草薙剣」を祀り、秀吉が戦勝祈願に訪れたと伝わる歴史的な神社でもあります。
境内にある「信長塀」は、織田信長が1560年の桶狭間の戦いで今川義元に勝利した際、戦勝のお礼として熱田神宮に奉納したものと伝えられています。
信長塀の特徴は、土と石灰を練り混ぜた材料に瓦を厚く積み重ねて作られた「練塀(ねりべい)」と呼ばれる工法で造られていることです。
この独特な構造により、約460年という長い年月を経ても現在まで残っています。
広大な境内は木々が生い茂り、名古屋市内とは思えないほど静か。散策しながら参拝すれば、旅の疲れも癒されます。境内の茶屋でひと休みするのもおすすめですよ。
参拝:24時間
社務所:7:00頃~日没
宿泊するなら2日目は犬山へ

犬山城(国宝・現存天守)
アクセス
名古屋駅 → 名鉄犬山線「犬山駅」下車(特急で約30分)
犬山駅から徒歩約15分(城下町を散策しながら向かう楽しいルート)
見どころ
- 現存12天守のひとつで、国宝に指定された貴重なお城
- 地下2階、地上4階の6層構造
- 天守最上階からは木曽川や濃尾平野を一望でき、まさに戦国の眺めを堪能できます
城内は歩くとミシミシ音がする、日本最古の木造建築(室町時代に、信長の叔父が築城したとされる)。信長、秀吉、家康の三英傑がかかわった、歴史が刻まれているお城です。
秀吉と犬山城
1584年、織田信雄(信長の次男)と豊臣秀吉が対立した小牧・長久手の戦い。このとき犬山城は秀吉方の重要拠点となり、一時的に秀吉が本陣を置いたと伝わっています。
犬山城を足がかりにして、北にある小牧山に陣を構える徳川家康と対峙しました。
所要時間
1時間ほどあれは、ゆっくりまわれます。桜の時期やGWは、お城の入場に時間がかかる場合があります。
営業時間:9:00~17:00
定休日:年末(12/29~31)
入場料:大人550円、小中学生110円
※2026年3月から、大人1,100円、小中学生200円に値上げされます。
犬山城下町
犬山駅から犬山城まで続く通りに、江戸時代の雰囲気を残す町並みが広がります。
犬山城下町の楽しみ方
- 食べ歩きが充実(みたらし団子、コロッケ、抹茶スイーツなど)
- 古民家を改装したカフェやお土産店も多く、歴史散策とグルメが同時に楽しめる
- 土日には着物レンタルで城下町を歩く観光客も多く、華やかな雰囲気に包まれます。
所要時間
1.5〜2時間あると、食べ歩きや休憩をしながらゆっくり楽しめます。
名古屋駅周辺でおすすめの宿泊エリア
太閤通口(新幹線口)エリア
- 特徴:新幹線の改札に近く、旅行者向けのホテルが多い
- メリット:駅から徒歩数分のホテルが多く、移動や荷物の持ち運びがラク
- おすすめタイプ:シニア層・ビジネスホテル派・とにかくアクセス重視の方
桜通口エリア
- 特徴:オフィス街寄りで、比較的新しいホテルやシティホテルが多い
- メリット:駅周辺の喧騒がやや少なく、落ち着いた環境で滞在できる。飲食店も多く、夕食に困らない
- おすすめタイプ:観光とグルメをバランスよく楽しみたい方、女性のひとり旅にも人気
駅直結・高層ホテル
- 特徴:名古屋駅直結の高層ビルにあるホテル(名古屋マリオットアソシアホテル、名古屋JRゲートタワーホテルなど)
- メリット:雨でも濡れずに移動でき、眺望が良い。サービスや設備も充実
- おすすめタイプ:ゆったりした滞在を重視するシニア層、記念日やご夫婦旅行
宿泊エリアの特徴を理解して選べば、名古屋観光がさらに快適になります。
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大河ドラマ館×名古屋観光まとめ
名古屋大河ドラマ館を中心にした観光は、半日でも十分楽しめますが、1日コースで名古屋城や熱田神宮を組み合わせると満足度がぐっと高まります。
さらに宿泊をプラスすれば、犬山城など戦国ゆかりの城まで足をのばすことができ、豊臣兄弟の時代をより深く体感できる旅になります。
宿泊はアクセスの便利な名古屋駅周辺が安心。太閤通口・桜通口・駅直結ホテルと、それぞれ特徴があるので旅のスタイルに合わせて選んでくださいね。
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