琵琶湖の北端に広がる城下町・長浜。ここは、のちに天下人となる豊臣秀吉が、初めて城を築き、町を整えた「出世の原点」といえる場所です。
2026年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」では、この長浜が物語の重要な舞台となり、期間限定で「長浜大河ドラマ館」がオープンします。
ドラマの世界に浸れるだけでなく、周辺には長浜城や黒壁スクエアといった観光名所もいっぱい。歴史ファンだけでなく、ゆったりと旅を楽しみたいシニア世代にもぴったりの観光地です。
この記事では、長浜大河ドラマ館の見どころやアクセス方法、周辺の観光スポットやグルメ情報をまとめました。これから訪れる方の旅の参考にしてくださいね!
「豊臣兄弟!」長浜大河ドラマ館の基本情報

2026年大河ドラマ「豊臣兄弟!」の舞台のひとつ、滋賀県長浜市。豊臣秀吉が初めて城を築き、城下町を整備したことで知られる歴史の地です。
期間中、「北近江豊臣博覧会」が2026年2月1日(日)~12月20日(日)、3つのエリアで開催されます。
【長浜城下町エリア】…長浜大河ドラマ館
- 会場:長浜別院 大通寺 総会所
- 開館時間:9:00~17:00(最終入場16:30)
- 入館料:大人600円、小中学生300円
※大通寺の本堂は、伏見城の遺構と伝わっています。
拝観料は別途、大人500円、中学生100円、小学生以下無料。
【浅井・小谷城下町エリア】…義と絆館
- 会場:「道の駅 浅井三姉妹の郷」の隣
- 開館時間:9:00~17:00(最終入場16:30)
- 入館料:大人200円、高校生以下無料の予定
【賤ケ岳合戦エリア】
- 会場:賤ケ岳の合戦跡地
- 賤ケ岳リフト:9:00~17:00
- 営業期間:4月26日(土)~12月上旬
- 料金:大人(片道)500円 (往復)900円
小学生(片道)300円 (往復)500円 幼児は無料
長浜大河ドラマ館のアクセス情報

長浜大河ドラマ館の最寄り駅はJR長浜駅。主要都市からのアクセスも便利です。
電車でのアクセス
名古屋から
JR東海道本線で米原駅(約50分)、北陸本線に乗り換え長浜駅(約10分)
京都駅から
JR東海道本線(新快速)で米原駅(約1時間)、北陸本線で長浜駅(約10分)
大阪駅から
JR新快速で米原駅(約1時間50分)、北陸本線で長浜駅(約10分)
大津から
JR琵琶湖線で米原駅(約1時間)、北陸本線で長浜駅(約10分)
長浜駅東口から「長浜大河ドラマ館」までは徒歩で約10~15分ほどかかります。
車でのアクセス
- 名神高速「米原IC」から約20分
- 北陸自動車道「長浜IC」から約15分
駐車場は長浜駅周辺や黒壁スクエア付近にコインパーキングの駐車場が多数あります。
長浜大河ドラマ館の見どころ
館内ではドラマで使用された衣装やセットの展示が予定されています。
詳細が分かり次第、追記しますね。
長浜エリアの観光スポット
長浜の大河ドラマ館から、徒歩圏内の観光スポットをめぐるのがおすすめです。
長浜城歴史博物館

長浜城は豊臣秀吉が初めて築いた城。現在の天守は復元ですが、城跡に建てられた「長浜城歴史博物館」として公開されています。
おすすめポイント
天守の展望台からは琵琶湖や比良山系が一望でき、四季折々の風景が楽しめます。秀吉の若き日の姿を感じたい方に必見の場所。
開館時間:9:00~17:00
休館日:月曜日(祝日は開館、翌平日休)、年末年始(12/27~1/2)
入館料:大人410円、小中学生200円
豊国神社(ほうこくじんじゃ)

豊臣秀吉と加藤清正を祀る神社。京都の有名な豊国神社と並び、長浜でも秀吉信仰が根付いています。
おすすめポイント
境内は落ち着いた雰囲気で、参拝後には秀吉の出世運にあやかれると人気。
長浜城の庭に加藤清正が寄進したとされる「虎石」、出世や金運を招く精霊石「福万年亀」など、歴史好きの方はもちろん、パワースポット巡りが好きな方にもおすすめです。
黒壁スクエア
明治期の建物を活かした観光エリア。ガラス工房やカフェ、雑貨店が立ち並ぶレトロな町並みです。
おすすめポイント
大河ドラマ館からも徒歩圏内で、散策やお土産探しにぴったり。シニア世代には、落ち着いた雰囲気のカフェで休憩しながらのんびり歩くのがおすすめです。
竹生島(ちくぶじま)

竹生島は古くから「神の宿る島」とされてきた、琵琶湖に浮かぶ信仰の島。長浜港から30分のクルーズです。
信長公や秀吉公が参拝したと伝わる宝厳寺(ほうごんじ・日本三弁財天のひとつ)や、秀吉の子秀頼が移築したとされる国宝・唐門があります。
金メッキの飾り金具と、色鮮やかな彫刻の唐門はかつて秀吉の大阪城にあったもので、現存する唯一の遺構です。
唐門の先には「観音堂」があり、観音堂から都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ)をつなぐ「舟廊下」は、秀吉のご座船「日本丸」の骨組みを利用しています。
「都久夫須麻神社」の本殿は、秀吉が当時の天皇をお迎えするために伏見城内に作った御殿を移築したもの。天井絵や襖絵などが残されています。
おすすめポイント
長浜港からクルーズ船で約30分。琵琶湖の絶景とあわせて、心静かな時間を過ごせます。シニア層には「ゆったりと船旅+島内参拝」という小旅行感覚が好評です。
▼竹生島クルーズは人気なので、事前予約がおすすめ▼
入島料(拝観料):大人600円、こども300円
※長浜港の駐車場は無料
車で行ける豊臣兄弟ゆかりの歴史スポット
長浜市周辺には、大河ドラマ「豊臣兄弟!」の舞台となる戦国史跡も数多く残っています。電車や徒歩では訪れにくい場所もありますが、車なら気軽に立ち寄れます。
- 小谷城跡
浅井長政やお市の方が暮らした山城で、信長や秀吉とも深い関わりを持つ場所。山頂からの景色は絶景で、戦国ロマンを感じられます。
- 賤ケ岳古戦場
秀吉と柴田勝家が激突した「賤ケ岳の戦い」の舞台。展望台からは琵琶湖を一望でき、当時の戦いを想像しながら歴史散策が楽しめます。
こうしたスポットは、公共交通では行きづらい反面、歴史ファンにとっては必見の場所。時間に余裕がある方や車で訪れる方は、ぜひ立ち寄ってみてください。
長浜大河ドラマ館周辺のグルメ情報

観光の合間には、長浜ならではの味も楽しみたいところ。黒壁スクエア内には、ランチができるお店がたくさんあります。
- 焼鯖そうめん:香ばしい焼き鯖とそうめんを煮込んだ郷土料理。優しい味わいでシニア世代にもおすすめ。
- 長浜ラーメン:豚骨ベースのあっさりラーメン。食べ歩きにもぴったり。
- 湖魚料理:鮎や鮒寿司など、琵琶湖ならではの味覚も楽しめます。
焼サバそうめんなら、黒壁スクエアにある「翼果楼(よかろう)」がおすすめ。お昼の時間ともなると、行列ができる人気店。店内は靴を脱いで上がる、お座敷席です。
出汁がしみ込んだそうめんに焼サバがのっていて、サバはホロホロなんだけど、ヤワヤワではなくて、そうめんとの相性が抜群で、一度食べたらハマります。
サバ寿しとのセットもあるので、長浜名物をぜひ味わってみてくださいね。
住所:長浜市元浜町7-8
営業時間:10:30~15:00
※なくなり次第終了
定休日:月曜日(祝日は営業・翌日がお休み)
宿泊情報
長浜観光をゆっくり楽しむなら宿泊がおすすめです。
- JR長浜駅周辺:観光スポットに近く、移動も便利。
- 琵琶湖畔のリゾートホテル:景色を楽しみながらゆったり滞在。
- 湖北の温泉宿:余裕があれば温泉に浸かりながら、ゆったりとした旅を。
「豊臣兄弟!」長浜大河ドラマ館まとめ
長浜大河ドラマ館は、若き日の豊臣秀吉が出世の足がかりを築いた地に誕生します。
ドラマの世界を楽しむだけでなく、長浜城や黒壁スクエア、琵琶湖の竹生島など、周辺には歴史と観光を一度に味わえるスポットが満載。
アクセスも名古屋や京都から1時間ほどと便利で、日帰りでも宿泊でも気軽に訪れることができます。
グルメや宿泊施設も充実しているので、シニア世代の方にも安心しておすすめできる旅先です。
ぜひ「豊臣兄弟!」の舞台を歩きながら、秀吉や秀長の人生に思いを馳せてみてください。歴史を肌で感じて、地元グルメまで堪能してくださいね。
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