2026年の大河ドラマ『豊臣兄弟!』、物語の主人公は、豊臣秀吉とその弟・秀長です。
名古屋市中村区の「中村公園」には、秀吉の誕生地とされる地があり、放送に合わせて 「豊臣兄弟! 名古屋中村 大河ドラマ館(豊臣ミュージアム)」 がオープンします。
大河ドラマ館では、撮影で使われた衣装や小道具、特別映像を見られるほか、ここでしか手に入らない限定グッズも楽しみのひとつ。
さらに、公園周辺には秀吉公生誕地、お手植えの柊などゆかりの史跡が徒歩圏に点在していて、歩いてめぐるだけで「戦国時代の空気」を感じられます。
歴史好きの方はもちろん、ウォーキングを兼ねた観光にもぴったり。半日あれば十分に楽しめますので、シニア世代の方にもおすすめの観光コースです。
「豊臣兄弟!」名古屋中村大河ドラマ館の基本情報

「豊臣兄弟!」名古屋中村大河ドラマ館は、中村公園内の「豊臣ミュージアム」に設置されます。
- 開催期間:令和8年1月24日(土)~令和9年1月11日(月)
- 開館時間:9:00~17:00(最終入場 16:30)
- 休館日:原則無休
- 前売り入館料:大人640円・小中学生320円・未就学児は無料
前売り券は、令和7年9月18日~令和8年1月23日まで、コンビニエンスストア(セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ)で購入できます。※それ以降は当日券のみ
大河ドラマ館(豊臣ミュージアム)のアクセス駐車場情報
「豊臣兄弟!」名古屋中村大河ドラマ館(豊臣ミュージアム)のアクセス駐車場をお伝えします。
名古屋駅から電車でのアクセス
「名古屋中村 大河ドラマ館」がある中村公園までは、名古屋駅から地下鉄で簡単に行くことができます。
- 地下鉄東山線「中村公園駅」 下車 → 徒歩約10分
名古屋駅から「高畑行き」の電車に乗れば、4駅で到着します。乗車時間は7分ほどで、とても便利です。
「中村公園前」の交差点に大きな鳥居が立っています。鳥居から北へ「豊国参道」を500mほど歩くと、中村公園の入り口です。
※鳥居の北方向は、松と桜が植えられた中村参道緑道です。南側は片道3車線の大きな通りなので、方向を間違える心配はないと思います。
駅から公園までは平坦な道なので、シニア世代の方でも無理なく歩けます。道中にはコンビニやカフェがありますよ。
名古屋駅からバスでのアクセス
バスで行く場合、名古屋バスターミナル1番乗り場から市バス「名駅25系統」に乗り、「豊国神社」バス停で下車します。
「豊国神社」のバス停は左回りノンステップバスなら9番目、右回りノンステップバスなら8番目なので、どちらに乗っても時間的な大差はないです。
バス停は中村公園入口近くなので、歩くのが心配な方はバスがおすすめです。
車でのアクセス
車の場合は、名古屋高速の 「烏森(からすもり)出口」 が最寄りです。出口から中村公園までは10分ほどで到着します。
名古屋市中心部からも近いので、観光の途中に立ち寄るのにも便利です。
駐車場情報
中村公園の駐車場は「予約専用駐車場」となっています。
※大河ドラマ館の駐車場情報は分かり次第、追記いたしますね。
公園周辺にはいくつかコインパーキングがあり、徒歩5〜10分程度の距離に点在しています。
名古屋中村大河ドラマ館の見どころ
詳細が分かり次第、追記しますね。
徒歩でめぐる秀吉・清正ゆかりの史跡
中村公園の周辺には、豊臣秀吉の生誕地として知られ、加藤清正にもゆかりのある「歴史散策スポット」が集まっています。
大河ドラマ館を訪れたら、ぜひ徒歩で巡ってみましょう。
豊国神社(とよくにじんじゃ)

中村公園の中心にある豊国神社には、豊臣秀吉公が祀られています。
江戸時代の徳川政権下では、豊臣秀吉が祀られた神社を建てることができなかったので、豊国神社が建てられたのは明治時代以降です。
ここは明治18年、秀吉の出身地である地元有志によって創建されました。
本殿は2020年9月に竣工されたばかり、八角形に加工されたヒノキの柱が並び、一面に敷かれた砂利の中に、本殿へ続く1本の道が続いています。
秀吉の馬印が「ひょうたん」だったのは有名な話ですよね。武功をあげるごとにひょうたんを増やしていって、いつしか「千なりひょうたん」と呼ばれるようになりました。
豊国神社の手水舎には、金ぴかのひょうたんが掲げられていて、ひょうたんから水が出ています。
境内には、ひょうたん形の絵馬や「開運ひょうたん守り」など、秀吉公にとっての縁起物だったひょうたんがいっぱいあります。
加藤清正が創建した常泉寺(じょうせんじ)

中村公園の東側にある常泉寺は、豊臣秀吉公の廟堂として、1606年加藤清正によって創建されました。ご神体として、大阪城にあった太閤秀吉の木彫り坐像が祀られています。
境内には秀吉公の銅像があり、産湯の井戸、ひょうたんがぶら下がった手水舎、秀吉公が11歳の時に植えたとされる柊(ひいらぎ)の木が並んでいます。
秀吉公お手植えとなるともう420年以上も前の木なんですよね。もともと柊は寿命が長い木ですが、幹が衰えても下枝が成長して、ずっと成長しているそうです。すごい生命力ですね。
※常泉寺では、秀吉公の月命日(18日)に金文字の限定御朱印(御首題)をいただくことができます。
住所:名古屋市中村区中村町木下屋敷47
電話番号:052-412-3467
妙行寺(みょうぎょうじ)

常泉寺の南に隣接して建つ妙行寺は、名古屋城築城の余材をもらい受けた加藤清正が、先祖の菩提を弔うために自分の生誕地に建てたお寺です。
清正公堂には、清正公が肥後の国(熊本)に建立した本妙寺の住職が彫った清正像が安置されています。
ずーっと秀吉公を支え続け、秀吉公没後は豊臣家の恩義と徳川政権の中での存続に悩み続けた清正公は、49歳という若さで亡くなり、甲冑姿で埋葬されたそうです。
でもでも。天下人ではない家臣が神格化されて祀られている戦国武将はそんなに多くはありません。それだけ功績を称えられたってことですよね。
清正公のお札を持っていると、勝負事に勝つ、商売がうまくいく、泥棒が来ない、というご利益があると言われています。
清正公を祀ったお寺や神社は日本に300ほどあるんですよ! びっくりですね。
住所:名古屋市中村区中村町木下屋敷22
電話番号:052-412-3362
秀吉清正記念館

中村公園の1角に建つ「中村公園文化プラザ」の2階にある「秀吉清正記念館」では、尾張中村出身の豊臣秀吉と加藤清正の功績を示す実物資料や複製が展示されています。
瑞穂区にある名古屋市博物館の分館なんですが、なんと入場無料! 館内の規模は小さめで、30分くらいあれば見終わっちゃうんですが、しっかりした説明がされていて、見ごたえは充分。
珍しい甲冑姿の秀吉公の肖像画や、ビロードのマントを仕立て直した陣羽織、読み書きを独学で勉強したと思われる秀吉直筆の書状(達筆に見えるのですが、誤字脱字が多いんだとか)もあります。
加藤清正は、母親が親戚同士という縁から秀吉に仕え、武功を挙げました。朝鮮で虎退治(向かってくる虎にひるまず鉄砲で一撃)したという逸話が有名ですよね。
記念館には、清正がしとめた?虎のあご骨が展示されています。虎の肉は「長寿の薬」なんだそうで、秀吉が食べた…という話もあります。
身長190㎝の大男だったと言われる(真偽は不明)清正は、烏帽子形の細長い兜を愛用していました。
自分をより大きく見せて敵をたじろかせる、または味方軍に清正がそこにいるという安堵感を与えるため、だったとか。
写真↑は、秀吉が故郷で錦を飾り、友人知人を招いてもてなした姿を描いた浮世絵と、子供の成長や開運を願って作られた、秀吉・清正の土人形です。虎に乗ってるのが清正公です。
住所:名古屋市中村区中村町茶ノ木25
電話番号:052-411-0035
開館時間:9:30~17:00
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)・第4火曜日(祝日は開館)
年末年始(12/29~1/3)・館内整理日
※1階は中村図書館
中村公園
中村公園は名古屋市最古の公園。
1周約600mの健康散策路があり、「豊公誕生の地」の石碑や、加藤清正が出陣の際に必勝祈願したとされる「八幡社」があります。
都会の喧騒から離れた静かな場所で、四季折々の景色が楽しみながら、ゆっくり散策を楽しんで下さいね。
【大河ドラマ館×名古屋観光】豊臣ゆかりの地をめぐるおすすめモデルコース
名古屋中村大河ドラマ館の周辺グルメ情報

中村公園エリアは、歴史散策にはぴったりの場所ですが、実はランチができるお店はそれほど多くありません。
特に豊国参道沿いのお店は夕方から開くところが多く、昼間に訪れると「思ったより食事処がない」ということも。そこで、実際に利用しやすいお店をいくつかご紹介します。
- 公園内のお食事処「いせや」
中村公園の中にある昔ながらの食堂です。麺類や丼物が中心で、散策の合間に気軽に立ち寄れる雰囲気。串カツとビール、なんて昼飲みを楽しむこともできます。
観光客だけでなく地元の方も利用する、ほっとするお店です。
住所:名古屋市中村区中村町中村公園3
営業時間:(平日)10:00~15:00 (土日祝)10:00~16:30
定休日:不定休
- 豊国参道沿いの「太陽食堂」
参道沿いで昼から開いている数少ないお店。メニューは中華そばと焼きめしだけのチャーラー専門店。ボリュームがありながらも手頃な価格です。
散策途中に立ち寄れる立地の良さも魅力。
住所:名古屋市中村区中村町7丁目40−5 日出山ビル 1F
営業時間:11:00~15:00
定休日:日曜日
- 中村公園駅周辺の飲食店
中村公園駅の周辺にはファーストフード店などが点在しています。または、名古屋駅まで戻った方が選択肢は多いです。
宿泊情報
「名古屋中村 大河ドラマ館」を訪れる場合、 中村公園周辺で宿泊するメリットはあまりありません。
中村公園は日帰り観光で十分楽しめます。もし宿泊するなら、翌日に名古屋城や熱田神宮、大須観音などを巡れるように、名古屋駅周辺のホテルを選ぶのがおすすめです。
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名古屋の中村公園周辺は、秀吉や清正ゆかりの史跡がぎゅっと詰まった、歴史好きにはたまらないエリアです。
「豊臣兄弟! 名古屋中村 大河ドラマ館」を見学したら、そのまま歩いて豊国神社や秀吉清正記念館へ。テレビでは味わえない、本物の歴史の重みを感じられるはずです。
何より嬉しいのは、名古屋駅から地下鉄でたった10分ほどというアクセスの良さ。お昼前に到着して夕方には帰路につく日帰りプランでも充分楽しめます。
名古屋めしも満喫して、めいっぱい「豊臣兄弟!」の始まりの地を楽しんで下さいね。
※常泉寺・妙行寺で御朱印をいただくなら、「御首題帳」を持参すると、ヒゲ文字の「南無妙法蓮華経」をいただくことができます。
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